三つの台風が接近、雨雲を吹き飛ばしたのか、梅雨明け前の快晴!
日頃の善行が効いたな。暑くたって構わない、気温より高いパッションの初岩組。
初めて見る瑞牆山の岩塔群に圧倒、「あそこも登れるよ」「マジか…!」などとおしゃべりしながらアップ岩、ガリガリへ。
ホールドたっぷりのガリガリ、ジムクライマーにはとっかかりやすい。先行パーティーの皆さん、「ご一緒させてもらって良いですかー」「どーぞー!」「マットお借りしまーす」「どーぞー!!」と気持ちのよいやり取り、クライマー同士のコミュニティーは大切ですな。
トラバースを登りきるスタミナはまだまだ足りませぬ。
見てると苦手はマントルのようなのでお隣の7、8級を登ろう!
グレードにはかかわらずムーブに慣れないとなかなか上手くいかないマントル、お勉強ですな。
「足はどこかなぁ?」「えっ、そうなの」「なるほどなっ!」
「最後まで気をぬかないで!」「あっ、木、持っちゃった」「き、木をぬかないで…」
みんな返せるようになったね、マントル。
どこに落ちるのか、どこにマットを敷くのか、想像力をはたらかせて。
みんなのスポットに落度はなかったのにここで店長アクシデント…。
ここでTかし君のエマージェンシーグッズ登場! 氷持参もアイスパックもいいけれどコンパクトでどの部位にも使える「冷却包帯」がおススメ。こちらも良いお勉強ですな!
倒木を杖に三の谷へ。
「SDかぁ」「なかなかカチガバにつながらないぞ」いろんな方向から岩を見てみよう。
SDが厳しめのMなみちゃん、SDではない独自ムーブで登り始めた! 自由だー!
「そのムーブおもしろい!」「おれもやるー!」が、しかし…
「T越さん、何やってるの?」「ムムっ…」
一方、日が浅い段クライマーも苦戦。桃太郎になれない指人形使いが二人、本気トライがつづく。
以外に絶妙、撃ち続けるほどにハマっていく。
その様子、初岩組にも良い刺激になっただろう。
撤収。ブラッシングと残置モノがないように。
「今日はこのくらいにしといたろ…」
「次はいつですか? 店長」「早々に検討しまーす」
自立したクライマーへの一歩、次回もお楽しみに。