昨日は件の南アルプス グリーンカップでした。
朝は爽やかだったのですが、開会式に入る頃からUV指数急上昇。
日焼け止め乳液を軽く付けておいたんですが、その甲斐なく顔から腕から真っ赤っか。
選手には気の毒な条件でした。
日々練習と努力をしている人が、力と成績を出せるようなルートセットを心がけたつもりでしたが、今回は少しうまくいった気がします。
グリーンカップは男女混合、当日出場者が判明するという特殊なルールの他、ルートセットには様々な制約もあるんですが、それでも終わって見ればキレイに順番がついて、最後の選手は完登で締めくくるという理想的な結果でした。
それに、みんな上部まで頑張ってくれて、手応えを感じたと言ってくれた選手もいて、セッターとしては嬉しかったです。
ただですね、いくつか腑に落ちないことが…
例えば、壁のパターン(凸凹)やインナーホールドがホールドできる場合、チョークでくっきりマーキングしてあげて、しかもデカデカと↑までつけてホールドするポイントのヒントを与えているのに、あえてそれを使わないのか、それとも視界に入らないのか、はたまたセッターの罠と思っているのか、いずれにせよほとんどの選手が素通りして、えげつないムーブをして自ら苦境を招くパターンがあまりにも多かった気がします。
しかも、マーキングしたアウターホールドのガバも、半数以上の選手が無視してましたが、「使ってはいけない」と勘違いしていたんでしょうか?
あとですね、フラッシングというルールなんですから、デモンストレーターなり前の選手の登りをよく見て参考にしてくださいね。 (マークした箇所のホールドもデモでは使っているはずです。)
デモで登ったのに、なんら参考にしてもらえないんじゃ僕の立場がぁ…って感じでした。
しかし、小さなコンペながら、なんかとても楽しいコンペでした。
去年出てくれたピラニアの仲間は、今年は周りにも声をかけてくれたみたいで、ピラニアのお客さんに限っては参加者も増えました。
みんなが 「来てよかった!」「ほんと楽しかった!」と言ってくれるようなコンペにできれば、これからも少しずつ仲間の輪が広がるはず。
これからも楽しいひとときを過ごしてもらえるよう、知恵を絞ったり工夫を重ねていきたいと思います。
最後にサブセッターを努めて下さった渡辺真ニ郎さん、1日ビレイをしていただいた小野さん、県山岳連盟の方々、 そして盛り上げてくれた選手と応援のみなさん、ありがとうございました。
入賞者
※注 一番目立っている人は、優勝した人ではありません。
主な結果
エキスパート
- なひ
(唯一完登)
- ATORIX
- ネロメ
ミドル
- 鷹野先生
- 村松さん
- 藤原有希くん
ビギナー
- 三科くん
- 笹山さん
- 花田貴大くん