月曜と火曜の2日間、太刀岡山小山ロックのリボルト作業をしました。
日曜から現地入りしている先発隊の井上D助さんと黒田誠さんと合流し、今回は正面のビューフェイスなどを仕上げました。
そしてついに、カリスマもケミカルアンカーになりました!
その他作業を行ったルート
打ち代え作業は相変わらず辛い。
鳳来や二子山などと比べると、楽勝のはずなのに辛い。
しかし、考えてみると一番苦痛を感じているのは岩ですよね。
ドリルで岩肌をホジくり返されて、あげく金属を埋め込まれる。
長い目でみれば最も岩を傷つけない方法ではあるんですが、それでも岩にドリルをあてる行為は罪の意識にさいなまされるものです。
今回も「痛いけど、辛抱してね」と岩に声をかけながらの作業となりました。
さて、今日もぶらさがり1時間を過ぎたあたりから、大腿部の血行障害がひどくなってきて、抜けないオールアンカーと技術不足の自分にイライラしていると、下から『やまもりさ〜ん!』という澄んだ声が。
手を休めて下を見ると、なんと声の主はYOこと三宅陽子ちゃんでした。
パートナーの佐々木大輔さんも一緒に、3日間の日程でオフトレ・クライミングを楽しみにきたとのこと。
超一流なのに飾らない性格のふたりは、一緒に話をしていてもすがすがしい気分になれる不思議な魅力をもったひとです。
YOちゃんにパワーもらったおかげで(←単純)、作業も一気に進んでようやく地面へ帰還。
これで5日間のぶら下がり作業は無事終了。
その後、ダッシュで下山してジムをオープン。
疲労から口内炎のただれがひどくなって痛いんですが、結果オーライということにしておきたいと思います。
太刀岡のリボルトはさらに続きますが、体力を回復させて近いうちに小山ロックは完了させるつもりです。
最後に、 ローカルでもないのに重労働をいとうことなく作業して下さったD助さんと黒田さんには、全くもって申し訳ないかぎりでした。ご指導、ご協力本当にありがとうございました。
また、遠い所登りにこられていたクライマーの方には、ご迷惑をおかけしました。
(最近、お礼を言ったり謝ったりする事ばかりだなぁ…. 情けなや。)