富士吉田店のスタッフと常連のお客様とで小川山に行ってきました。
人気のボルダリングじゃなしに、今日はトラッドクライミングです。
トラッドクライミングってのは、人工物を残さないで自然に近い形で岩を登るスタイルなんですが、もっと知りたい方はググってみてください。
通称"カム"と呼んでいるこんな道具を、岩の割れ目の所々にはさみこんでおくと、クライマーが落ちた時そこで止まるというシステム。
で、登り終えた後で全て回収して降りると、岩には何も残さないという具合です。
もちろんカムの設置を正しくきっちり行わないと、墜落の衝撃を支えきれずに外れて大変危険なのですが、そうならないように確かな技術を身につけ、心身ともにコントロールするところにこのクライミングの面白さがあります。
ということで実践。
写真はクレージージャムという名前のルートですが、岩もさることながらそのネーミングの秀逸さを改めて感じました。
僕は数年ぶりだったこともあり、心拍数1.5倍の緊張の登り(苦笑)
手足は概ねクラック(岩の割れ目)にねじ入れて、その摩擦で体を固定します。
写真のあたりから半身を入れて体の各部の摩擦を使って前進するんですが、ジムでのボルダリングしかしたことのない人には、なかなか説明の難しい動きです。
説明だけでなく実際に習得することもジムでは難しいテクニックのひとつなのですが、こういう技術を身につけると岩登りの幅もグンと増えて、楽しみも倍増します。
トップロープで挑戦のスタッフ山田も見事に挟まってます。
一見楽しそうに見えますが、ここのパートはなかなか難しいらしく泣きも入って、ある意味充実のスタッフ研修となりました(笑)
ファイトー! いっぱーっつ!!
と、危うい場面もありましたが(ウソ)、全員無事20mの岩塔のてっぺんに到着。
色づき始めた紅葉と絶景をしばし堪能。高度感と自然のど真ん中にいる隔世感がたまりません。
最高に楽しかったですね。また行きましょう!!
ちなみに下りは懸垂下降で空中を一気に降りますが、これがなかなかに気持ちいい。
こうした技術はピラニアでも指導させていただいておりますので、学びたいという方はスタッフにご相談くださいね。
ではまた。