用事があり実家のある滋賀県は近江八幡に戻ってました。
甲府では葉桜になってしまって、かわりに桃が満開の時期でしたが、今年は関西の開花が遅れたこともあり、どこへ行っても満開の桜を見る事ができました。
先ずは実家の裏庭。
庭と言っても小高い山地を開拓して畑にしたものなんですが、畑には菜の花が、その下には桜が咲き乱れていました。
この下にある4m程の崖にホールドを掘って(泥なので、チッピングではない。)麻縄をかけてトップロープで登った事があるんです。
なんと、4,5歳の時に!!
父が麻縄の端を持ってビレイしてくれたのをウッスら覚えています。
こんな記憶が、僕がクライミングに引き込まれた理由なのかも知れません。
お父さん、ありがとう。(と言っていいんだろうか?)
ちなみに、トップロープの支点は崖の上に植えられた檜の幹でした。(カラビナなし)
この樹はひい爺さんの山森与之助が「子孫がお金に困らないように」と、成木したら売れる檜を植えてくれたそうだ。立派な爺さんだなぁ。関心。
(ただ、その子孫はお金に困っているんだが…。)
与之助爺さん、ありがとう。(と言っていいんだろうか?)
次。
例のたねやの日牟禮(ひむれ)店。
日牟禮八幡宮の庭にはまた満開の桜と、春祭りの巨大なタイマツが10基ほどそびえ立ってました。
8〜9m位はあるんじゃ? こんなでかいもん燃やすんかいな。
とうぜんここに立ち寄ったからには菓子を買って帰るわけですが、ちょうど桜大福なるものがあったんで、適当に買うことに。
今日、ピラニアで召し上がった方はラッキーでしたね。上品な粒あんとニッキの塗った五分つきの餅。そして桜の葉の風味がなんとも美味な菓子でした。
たねや、やりよるわい。
次はここ。舞鶴の松。
山梨は13年目(!)ですが、ここに来るのは初めて。
北杜市はいつも登りに行ってるくせにね、こんなにいい所知らないとは。
一見の価値ありです。
最後は、天然記念物神代桜。
樹勢は明らかに衰えて、大正時代の写真と比べると見る影はありませんが、その威風堂々たる幹の貫禄には心打たれます。樹医により新たな発根を促す治療がなされているとの事でしたが、樹齢2000年をして今だ細胞が増殖するという神のごとき生命力の強さは、ここを訪れて最も感じる事でしょう。
2000歳ってあんまりないですよ。
岩でさえ2000年という時を超えられるのか分かんないですからね。
桜はやっぱり凄いもんです。